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抹茶挽き体験処「お茶の北島屋」

漆(=japan )は能登の宝

「漆」と云えば「輪島」、「輪島」と云えば「能登」、と浮かぶほどに、能登半島にとって輪島は、とても重要なポイントです。昨日、七尾市で開催された「能登半島の未来を語るシンポジューム」に参加して考えさせられました。

過去に、和倉温泉に年間150万人もの観光客の入込みがあったころは、和倉温泉に泊まって次ぎの日、輪島の朝市に行くコースで賑わっていました。その証拠に、毎月の朝市の休日25日には、和倉温泉の入込み客が減ったほどの、有名な輪島の朝市でした。

今、能登半島の再生に欠かせないのが輪島です。輪島といえば漆塗で、日本中どこでも認知されています。japanといえばWajimaで世界にも通じます。これを活かすのが一番です。

一本杉通りのまちおこしから、見えてきたことがあります。6日(土)の北国新聞の社説に九谷焼の特別講座として「地道に『売る力』高めたい」と取り上げてありました。売れる九谷焼づくりにと云うことです。

輪島は全国から、世界から来ていただくことに努めて戴きたい。それは輪島塗のまちづくりに徹し、輪島に行けば、使っているものはみんな輪島塗だ、そんなまちづくりをして戴きたい。まちのひとがみんな輪島塗を使う、輪島の人が輪島塗を使わず、プラスチックの箸、茶碗を使っていて、みなさんには輪島塗を買って下さいと云う時代は終りました。

今、時代は骨董屋さんでも、輪島塗の御膳、椀、などに目を向けません、昨年の地震で蔵が壊れ、骨董屋さんがみんな持って行ったから、残ったものでいる物があればどうぞ、と云われ行って見れば、輪島塗はほとんどそのままです。今こそ、輪島の人は全国から輪島塗を集める時です。そして、それらをこれからの職人さんに、技術を磨くために修理していただいて、輪島の人たちは、毎日の生活の中で使っていけば、輪島は輪島塗のまちに代わります。

輪島の人たちがみんな輪島塗を愛し、育てる心を持つそんなまちづくり、そんなまちづくりこそ、これから求められるまちづくりです。こんなまちを輪島がつくれば、全国版、世界版のまちおこしであり、輪島塗の世界遺産も間違いない事になるのでは?。全国から、世界から人びとがやって来るまちになり、素晴らしい能登半島になります。

輪島塗のほんまもんのまち、輪島のまちづくりに、能登はかかっています。こんな素晴らしい宝を持ったまちのまちづくりはほかにありません。能登の未来のために能登の人とたちがみんなで協力することこそ、明るい能登が見えてくるのだと思います。
by kitajimaya | 2008-12-07 11:33 | ■まちづくりは町づくり